失敗したくない人の為の有料老人ホームの選び方!重要なポイント10項目とは?

 

失敗したくない人の為の有料老人ホームの選び方!重要なポイント10項目とは?

親が介護を必要としているが、仕事に子育てと自宅での介護は難しい。そんな時に頼りにしたい介護サービスが有料老人ホーム。最近では、介護が必要でなくても有料老人ホームへ入居する高齢者も増えています。

そこで今回は、有料老人ホームの選び方をご紹介します。入居してから「失敗した!」と後悔しないためにも、入居する老人ホームは慎重に選びましょう。

有料老人ホームってどんなところ?

有料老人ホームとは高齢者が共同で暮らす施設のこと。別の言葉で例えるなら「高齢者のシェアハウス」といった所でしょう。

どういった高齢者が入居可能で、どういった介護サービスが受けられるかは、施設形態によって異なりますが、民間企業の参入によって様々な有料老人ホームが増えています。

有料老人ホームには、介護付き住宅型健康型など、多様なサービス形態があり、日常的に介護が必要な方が入居したり、お手伝いさんがいる自宅として利用する高齢者もおられます。

ただ介護を受ける為だけではなく、終の棲家として余生を楽しむために有料老人ホームに入居する高齢者が増えています。

有料老人ホームってどんなところ?

有料老人ホームって簡単に入れるの?

ご本人様の介護度や、家庭の事情が入居基準になっている特別養護老人ホームとは違い、有料老人ホームは介護度による入居制限は基本的にありません。

少し言い方が悪いかもしれませんが、お金さえ払えれば誰でも入居することが可能です。

有料老人ホームって簡単に入れるの?

「有料老人ホーム」と「特別養護老人ホーム」の違い

特別養護老人ホームは行政の指導により、地方公共団体や社会福祉法人によって運営管理が行われています。

特別養護老人ホームに入居する場合は、高齢者相談窓口や地域包括支援センターでケアマネジャーを紹介してもらい、希望する施設が入居可能か調べる必要があります。

特別養護老人ホームへの入居申請には、原則要介護3以上、介護度審査委員会による体の状態や質疑応答などの適正審査医師の診断書といった、厳しい入居基準もがあります。

さらに、現時点の特別養護老人ホームの入居退去者数は50万人以上で、介護度が高い方や在宅介護が難しい家庭が優先となっており、希望すればすぐに入居できる状態ではありません。

一方の有料老人ホームは、運営主体が民間企業のため、特別養護老人ホームほどの厳しい行政基準は適用されていません。そのため、概ね65歳以上の高齢者であれば、介護度にかかわらず入居が可能です

特別養護老人ホームと比べると多少、入居費用が高くなりますが、建物自体が綺麗であったり、介護サービスが手厚いなどメリットもあります。何より、部屋に空きがあれば直ぐにでも入居可能といった点が、有料老人ホームを選ぶべきポイントでしょう。

有料老人ホーム 特別養護老人ホーム
運営主体 民間企業・社会福祉法人 地方公共団体・社会福祉法人
目的 介護付き、住宅型、健康型など様態に合ったサービスを提供 常時介護が必要な高齢者が暮らす為の施設
入居者基準 65歳以上の高齢者で空室があれば入居可能 65歳以上の高齢者、寝たきりや認知症など要介護3以上、家庭の事情で緊急性がある高齢者人が優先
入居費用 入居金0~1000万円、月額15~20万円ほど 入居金0円、月額5~15万円ほど
部屋 完全個室から多床室(4人部屋)、夫婦2人部屋など様々 多床室(4人部屋)が一般的、最近はユニット型(個室)も多い
医療体制 24時間看護師常駐やクリニック併設などサービスの種類が豊富 介護保険制度に準じており夜間も看護師が常駐する施設は少ない

こうして比較すると、やはり値段が安い特別養護老人ホームが魅力的ですよね。ただ、入居するための基準がある程度決まっており、誰でも容易に入居できるわけではありません。

そのため、特別養護老人ホームの入居待ちとして、有料老人ホームを探す方も多いようです。また、住宅型や健康型など、身体はまだまだ元気だけど第二の人生を楽しむために、ジムや温泉が付いているレジャー施設のような有料老人ホームに入居する高齢者も増えています。

では次に、本題の「有料老人ホームの失敗しない選び方」をご紹介していきます。

老人ホーム選びで最も重要なポイントは全10項目

ポイント1:生活スタイルに合った有料老人ホームであること

有料老人ホームでは、普段の生活スタイルを出来るだけ変えない方が良いでしょう

今後、長い年月を過ごす新しい住まいになりますので、暮らしやすく、リラックスできる居住空間が理想的。自分の趣味や好み、生活習慣などが、入居後も引き続き行える有料老人ホームを選びましょう。

趣味は健康と長生きの秘訣

自由な趣味が許されない介護施設への入居は、ご本人様の楽しみを奪ってしまうということです。趣味を奪われた入居者様は、認知症が進行したり、体調不良を頻繁に訴えるようになるケースも報告されています。

高齢者にとっては趣味は生きがい。入居後も続けていいか、施設の責任者に相談してみることをおすすめします。ご本人様の意志を尊重して、快適に暮らせる有料老人ホームを選びましょう。

生活スタイルに合った有料老人ホームであること

ポイント2:身体状況に適した有料老人ホームであること

特別な介護が必要な場合や個別に医療行為が必要になる場合は、対応可能な有料老人ホームを選ぶ必要があります。また、今後を見据えて、医療体制が万全な有料老人ホームを選ぶことも賢い選択

もし、入居後に様態が変化し施設内では対応できないとなれば、有料老人ホーム探しの振り出しに戻ります。対応できないことを無理やりお願いすのではなく、出来る有料老人ホームを選ぶことをおすすめします。

5年後、10年後を見据えた有料老人ホーム選び

入居した有料老人ホームがご本人様に合わず、それが原因で健康状態が急激に悪化してしまうケースがあります。

引越し先を選ぶ時に自分の子供の成長にとって最適な環境を選ぶ様に、お年寄りの将来を見据えて、最適な介護サービスを提供してくれる有料老人ホームを選ぶことが重要。

食事介助ひとつにとっても、正しいやり方で食事介助が行われているか?水分補給は正しいやり方で行われているか?など、日々の暮らしの中の小さな幸せを尊重しているか、実際の現場を見学して見極めることが大切です。

身体状況に適した有料老人ホームであること

ポイント3:予算と入居費用のバランスが取れていること

入所一時金や月々の支払いなど、有料老人ホームへの入居収支の資金計画も重要

毎月の入居費用が払えなくなると退去させられることもあります。ご本人様が毎月もらえる年金で無理なく入居できる施設を選ぶなど、先を見据えた予算管理を行いましょう。

お金のこともケアマネジャーに相談しよう

介護保険や障害者手帳など、国の補助を最大限に利用して、負担する費用を抑えることができる場合もあります。

初めて介護を経験する場合は、高齢者相談窓口、もしくは地域包括支援センターでケアマネジャーを紹介してもらいましょう。

高齢者相談窓口は役所内で平日のみ対応、地域包括支援センターであれば介護施設に付設されている事が多いので、土日祝日でも利用できる所がほとんどです。地域によって設置状況は様々なので確認してみましょう。

ケアマネジャーの利用料は、全額介護保険から給付されますので自己負担金額はありません。施設選びのサポートだけでなく、介護に関する分らない事はケアマネジャーにどんどん相談してみましょう。

専門的な知識と介護の仕組みに詳しいプロならではのサポートが受けられます。

予算と入居費用のバランスが取れていること

ポイント4:老人ホームの立地条件に問題がないこと

有料老人ホームがどういった場所に建てられているか、交通の便は良いのか、といった立地条件も重要。

今まで暮らしてきた地域から一変して、人里離れた山奥の有料老人ホームでは、急激な環境の変化で困惑してしまうかもしれません。また、外出許可が出ても車で数時間移動しないと市街地に行けない環境では無意味です。

地域との関係や、ご家族や友人との関係もあるので、可能な限り、今住んでいる地域近隣の有料老人ホームを選ぶようにしましょう

自宅から近い施設を選ぶ

入居施設が以前住んでいた自宅からあまり遠すぎると、ご家族との面会の機会が減り、疎遠になりがちに。交通アクセスも考慮して、自宅から短時間で通うことができる有料老人ホームを選びましょう。

また、有料老人ホームへのアクセス方法も、車だけでなく電車バスが利用できると良いでしょう。交通手段に多様性を持たせることで、車が使えないといった事態でも対応できます。

老人ホームの立地条件に問題がないこと

ポイント5:快適に生活できる部屋であること

有料老人ホームに入居する高齢者にとって、部屋は大切な生活空間になります。

トイレには手すりがあって清潔にされているか?ベッドはリクライニング機能が付いており、転落防止の柵(ベッドフェンス)は備わっているか?

実際に見学してみないと分からない事も多いので、入居を決める前には必ず有料老人ホームの見学を行いましょう。

大部屋でも快適に過ごせるか?

入居費用が安い施設は、大部屋をカーテンで区切って、数名の入居者が共同で使用しています。

照明による明かりや隣人による騒音など、快適さを配慮された造りになってことも重要なポイント

どうしても、他の入居者様が気になって落ち着かないという場合は、予算は高くなりますが個室が利用できる有料老人ホームを選ぶ方が無難でしょう。

快適に生活できる部屋であること

ポイント6:施設設備や共有スペースを確認すること

有料老人ホームには個人の部屋以外に、食事をする食堂、入浴をする浴室、入居者様が集まってテレビを見るリビングといった共有スペースがあります。

入居すると日中のほとんどをこういった共有スペースで生活することになりますので、有料老人ホーム選びには確認しておきたいポイントです。

合わせて、カラオケ大会や誕生会といったレクリエーションの行事も確認しておきましょう。

退屈しない暮らしの工夫

最近では様々なイベント行事を行う介護施設が増えてきています。花見や節分など季節にちなんだ恒例行事をはじめ、たこ焼きパーティーやお菓子作り体験など、有料老人ホームに入居したからこそ経験できることも少なくありません

従来の「老人ホーム=退屈」というマイナスイメージは、もう過去のものなのかもしれませんね。

施設設備や共有スペースを確認すること

ポイント7:有料老人ホームの経営状況に問題がないこと

有料老人ホームは一般的な会社と同じで、営利目的のビジネスとして運営されています。

ですので、当然ですが運営元の経営が悪化すると倒産、つまり老人ホームの閉鎖ということになります。せっかく苦労して入居できる施設を見つけたのに、閉鎖してしまっては振り出しに戻ってしまいます。

ニチイベネッセなど、大手企業が運営している老人ホームであれば経営状況の悪化による閉鎖の心配はいりませんが、中小企業が運営する有料量人ホームの場合は慎重になるべきかもしれません。

最近では、財務諸表損益計算書貸借対照表などを公開している企業もあるようなので、資料請求と一緒に施設管理者に問い合わせてみるといいでしょう。

有料老人ホームの経営状況に問題がないこと

ポイント8:看護師常駐やクリニック併設などの医療体制が万全であること

定期的な健康診断は行われているか?入居者様にもしもの事があった時、すぐに診察してもらえるか?施設の近辺に医療機関がある施設、提携病院が隣接している施設か?などを重点的に選ぶと安心です。

また、施設に常駐している看護師についても必ず確認しましょう。24時間体制で看護師が常駐している施設や、看護師の人数なども施設によって様々。医療行為に対応できる職員が、常にいる有料老人ホームがおすすめです

介護士と看護師では対応できる業務が違う

介護士と看護師では、対応できる業務が異なります。例えば痰の吸引。痰が溜まりやすく、自力で処理できない嚥下障害の高齢者の場合、口内に吸引チューブを入れて、機器で痰を吸い出す必要がありますが、これは医療行為にあたり、医療資格を持つ看護師しか対応できません

こういった医療行為は、介護施設であれば日常的に行われるため、看護師の存在は必要不可欠

介護施設における医療行為の規制は徐々に緩和され、看護師の適切な指導を受けた介護士であれば一部の医療行為の対応が可能になっているものの、依然として老人ホームでは看護師という存在はとても大きいまま。

つまり、施設に常駐している看護師の人数や常駐体制は、入居する高齢者の安心安全に直結すると言えます

看護師常駐やクリニック併設などの医療体制が万全であること

ポイント9:介護以外のサービスも確認すること

介護付き有料老人ホームに入居する場合は、職員による介護サービスが受けられます。

食事の提供、お風呂、洗濯、掃除などの基本的な生活支援から、リハビリ、認知症ケアなど、入居者様一人ひとりに合った専門的なサービスを提供する有料老人ホームもあります

こうした介護サービスは、入居者様が有料老人ホームで快適に生活することに大きく関わってくるので、求めるサービスと提供しているサービスを照らし合わせてみると良いでしょう。

理容美容は対応していますか?

当然ですが、月日が経てば髪の毛は伸びます。男性であれば髭もどんどん濃くなりますよね。伸びっぱなし、生えっぱなしでは衛星的にもよくありませんし、何よりもご本人様が不快な思いをしてしまいます。

ほとんどの有料老人ホームでは、定期的に理容美容サービスを行っていますが、ただ髪を切った、髭を剃っただけではなく、ちょっとおしゃれな髪型にしてもらったり、鼻毛や眉毛も整えてくれたなども大事。

ご本人様の気持ちもリフレッシュするような理容美容サービスが受けられるのどうかも、確認することをおすすめします。

介護以外のサービスも確認すること

ポイント10:相談窓口などのサポート体制が手厚いこと

有料老人ホームでは、多くの入居者様による集団生活となります。お年寄りによっては、赤の他人と初めての共同生活を経験するという方もおられるでしょうし、入居者同士のトラブルは避けられません。

そういった、入居者同士のトラブル時には、施設側はどのような形で対処しているのか?を聞いてみるといいでしょう。

また、ご本人様の性格を一番よく知っている家族側からの要望や希望などを、気軽に相談できる相談窓口などは備わっているかも大切です。

介護スタッフや施設長の雰囲気

働いている介護スタッフはや施設長はどんな人ですか?

日々の業務に追われて、全く余裕がない介護スタッフは、入居者様に十分な気配りは難しいかもしれません。また、施設長が気難しい人だと、気軽になんでも相談できませんよね。

ご家族の前でも、スタッフの雰囲気が悪いということは、入居者様の前ではそれ以上に悪いかもしれません。有料老人ホームの見学の際は、スタッフの雰囲気や態度もチェックしておきましょう

相談窓口などのサポート体制が手厚いこと

一括見積もりサイトで有料老人ホームを比較しよう

入居するお年寄りにとっては、終の棲家になる有料老人ホーム。上記で紹介したポイントに注意しながら、ご本人様に最適な有料老人ホームを選ばなければなりません。

ただ、選ぶ以前に一番大変なことが候補になる有料老人ホームを探すこと。まずは、予算内で入居可能な有料老人ホームが、近くにあるのか?を調べなければなりません。

調べ方ですが、インターネット検索でもある程度は見つかるでしょう。しかし、ホームページを持たない有料老人ホームはインターネット検索に表示されません。もし検索に表示されなかった老人ホームの入居費用が安く、しかも建物や設備が新しかったら…。

後悔先に立たずではありませんが、中途半端な探し方では、入居が決まった後に今よりも魅力的な有料老人ホームの存在を知らされるでしょう

そこで、有料老人ホーム検索サービスの「探しっくす」がおすすめ。地域と費用から全国の老人ホームが楽々検索できるサービスです。運営会社は東証一部上場企業の株式会社メディカルリソースだから安心。

「探しっくす」で大体の有料老人ホームの候補を絞って、各施設の資料請求。入居費用や施設の特徴などを見比べて、希望条件を完璧に満たす有料老人ホームを決めましょう。

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